東日本大震災以来、人工地震がネット上でもよく言われるようになった。しかし一般人に真偽のほどはわからないから、今ある情報と事実を照らし合わせて判断するしかない。3月16日に起きた福島の地震もその1つ。ピカ-っと光っているから、核爆発を起こしたんじゃないとかも言われている。
上の画像はNHKニュースから拾ったものだが、ビルの後ろにピカーンと光っている。一説によると、地震が起きると、地下エネルギーが噴出するから、それが光になって出てくるらしい。が、この光り方は、実は東日本大震災でもあった。こういうことが重なると、人工地震なのかしら、、、と不安になる人もいるかもしれない。
しかし、今回の地震では決定的に人工地震ではない証拠がある。それが震源の深さだ。通常、人間が掘れる穴の深さは15kmだと言われている。掘削船の「ちきゅう」が移動するところで地震が起きていることから、震源の浅い地震は人工地震が疑われているが、今回の地震、震源の深さはなんと60kmなのだ。かなり深いといえる。そのため、人間が人工的に掘ろうと思ったら、戦国時代から掘ってないと間に合わないのだとか。
今回の地震を人工的に発生するには、地下60kmのアスペリティを物探で高精度に把握し、ボーリング掘削して爆破する必要があります。世界最深のボーリングは12kmで所要20年、深部ほど指数関数的に掘削時間が増すので60km掘るには数百年。戦国時代から掘ってないと無理です(笑)https://t.co/bXdampnDHG
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) March 17, 2022
陰謀論が好きな人は、「いやいやいや、きっと60km掘れる技術があるに違いない」というかも知れないが、もうそこまでいくと妄想の域である。人工地震が科学的に可能なのは事実だとしても、なんでもかんでも人工地震にしてしまうのはいかがなものかと思う。
また、素人目線で心配なのは、人工地震があったとして、こんなにあちこち核爆発なり電磁波なり掘削なりで人工地震を起こしていたら、無駄にプレートを刺激して、より多くの地震や大きな地震につながってしまうのではないか、ということ。人工地震の目的は、建築関係の株が上がるからとか、そういう黒い理由があるかもしれないが、まあそれはさておき。人間がシッチャカメッチャカで地震起こしてたら、地の神様も怒るような気はする。もう、地震はほんと勘弁です!