ちょっとネタバレ含むので、まだ映画観てない方は読まないでくださいね!それではさっそく映画の感想いきます!
2023年の劇場版名探偵コナンは・・・
と、その前に、毎年恒例ですが、劇場版のコナンでは、映画の最後に次回映画の予告があります。2023年はなんと!!待ちに待ったあの軍団・・・(たぶん)なぜたぶんかというと、人物は誰も出てこないからです。ただ海なのか川なのかはわかりませんが、水中にしずんだ状態の描写があって、
「あいたかったぜ シェリー」
と言ったのです、あの声で!・・・まあ、「あの声」が誰なのかは、劇場でのお楽しみってことで。コナン映画を欠かさず観ている人なら一発でわかります。来年の映画予告は劇場版での恒例になってますが、ファンにとってはこの予告が楽しみでもありますよね。映画館内でも、この「あいたかったぜ、シェリー」に「えー」「うそー」「きたー」などなど、どよめく観客がいっぱいいましたよ。さあ誰のセリフでしょう???もうこれだけでも観に行く価値ありです。
「緋色の弾丸」より100倍良かった!
赤井秀一さんファンのみなさまゴメンナサイ!私は安室派でもなんでもないのですが、単なるコナンファンとして、推理のゾクゾク感やエンタメを求める者として、今回の映画は「純黒のナイトメア」「ゼロの執行人」以来、久しぶりの大ヒットでした!!
ゼロの執行人のあとは「紺情のフィスト」「緋色の弾丸」と続きましたが、「なんだかパッとしない」と思ったのは私だけではないと思います。紺情のフィストはスケールこそ大きかったですが、いまいち登場人物の魅力が描ききれてない感じがしましたし、緋色の弾丸は赤井ファミリー全員が登場して魅力が分散した上、犯人の動機もなんだかなーでしたし、なにより期待していたはずの赤井さんの活躍シーンが地味で少ないというのは痛かったかな。。。と。
今回も、私自身は警察学校メンバーにそこまで思い入れはなく、もうおもしろいコナンは観れないのかなと半ば諦めモードではありましが(けっこう辛口なこと言っててすみません(汗))、でもでもでも。いい意味で予想を裏切られました!「ハロウィンの花嫁」は良かった!警察学校組の過去の事件がかなり巧妙な伏線となって絡んでいてこれぞ名探偵コナンって感じがしましたよ。そして降谷零の同期たちの魅力がここぞとばかりに炸裂してました。特に松田陣平がかっこ良すぎて、安室ファンでも松田陣平に鞍替えしてしまうんではないかというぐらい魅力的なシーンが多かったです。映画館ですすり泣いてる人もいたくらいです。
ストーリーは、警察学校メンバーの過去話と絡みつつ、爆弾魔のリアルタイムな事件もうまく絡み合ってます。なおかつ、警察、公安、犯人と、あと重要なもう1グループがいて、それらが反発したり連携したりと目まぐるしく関係性が複雑に変わりながらすすみます。犯人は、意外といえば意外、コナン好きなら当てられそう、という感じ。ただ犯人特定に至るまでにもちょっとした「目くらまし」があるんですよね。リアル犯人がわかった時には「えええ!!そっちーー??」ってなる人が多いと思います。
安室ファンなら期待度200%
なんだかんだ、最後までみてて思ったのは、予想をはるかに超えて安室さんのかっこいいシーンが多かったということ。昨年の緋色の弾丸では、そもそも赤井さんがメインかと思わせといてのめっちゃ登場シーンが少なくて、期待してた方はガッカリしたと思うんですね。興行収入も結局そこまでのびずに75億円どまりでした。(ゼロの執行人は91.8億円)ですが、今回は初っ端から安室さん大活躍してるんで、もうそれだけでも昇天してしまうかも。めちゃカッコいいです。
最初の方で、安室さんが災難に見舞われてしまうんですが、かわいそうだけど、そんな安室さんもまたかっこいんですよね。
映画の中盤はちょっとおとなしめというか、話の設定上、おとなしめにしておかないといけないシーンになってしまうので、安室ファンはショボーンとしてしまうかもしれません。ですがご安心ください!中盤に安室さんの過去の回想シーンが出てくるんですが、そこ、すごくいいんです!感動します。そして安室さんめちゃくちゃ大活躍!ものすごい無茶振りで、007さながらの格闘シーンも素敵だし、その回想シーンに出てくる警察学校時代の同期メンバーみんなの魅力が余すとこなくめいっぱい表現されています。たぶんこのシーンで松田陣平ファンがめっちゃ増える気がしますね。それぐらい松田陣平の仕事ぶりも良かったです。(再生ボタン押すとちょうどそのシーンが流れます)
脚本を書いた大倉崇裕さんは本当にすごいなと思うんですが、登場人物がこれだけ多いのに、関係性を明確にしつつ、それぞれの人物の魅力もしっかり描き切れています。だから安室さんにも松田陣平にも、犯人グループとされる某国の人たちも、もういろんなところで感情移入してしまって、涙なしでは観れなかったです。緋色の弾丸では登場人物が多くて、それぞれの魅力が描ききれてなくて、それであまり印象に残らなかったですが、ハロウィンの花嫁はそれと比べても段違いに胸を打つシーンが多いです。
なんと、渦中の国の人がいっぱい出てくる!
今回、推理うんぬん以外で感動したことがあります。今毎日ニュースになっている渦中の国の人がたくさん出てくるところです。予告編動画の2で、風見さんが「活動拠点は○○○で、プラ-ニャとして恐れられてる」と言ってるので、これで察してください。(国名を出すと、いろいろめんどうなので)
映画内では、結構その国の言葉で話すシーンも多くて、むずかしい言語なのに声優さんすごい!!って思いましたよ。コナン君もバリバリ○○○語を話してましたし。そして、その言語で書かれたメッセージが事件の鍵をとくヒントにもなっています。○○○国の人も敵になったり味方になったりといろいろで、涙なしには観れないシーンもありました。特にお子さんがいる親御さんはうるうるきちゃうと思います。最後の方では、少年探偵団と協力しあうシーンもあったり。この「ハロウィンの花嫁」が国際的にうまいこと機能して和平交渉につながってくれたらいいのに、とさえ思ってしまいます。
コナンの指パッチンに苦笑
毎年恒例ですが、今回もコナンの決めゼリフはバッチリ決まってました。少年探偵団もなかなか際どい活躍をしています。最後のシーンなんかは児童虐待になってしまうのでは?と思うほど、めっちゃ危険なところに少年探偵団メンバーがいます。倫理的にありなのか、この設定?と思うほどでしたが、コナンだからこそアリなのでしょう。私が少年探偵団の子の親だったら発狂してますね(苦笑)
コナンの指パッチンについては、この映画のポイントでもなんでもないです。ただ単に「おお!キザすぎる!」と思ったので書いてみました。そのシーンいるの?って思うシーンが散りばめられているのも、名探偵コナンの魅力の一つですから。もちろん阿笠博士のクイズももれなくついてきますよ!これはこれでエンタメとして楽しもうではありませんか。
オープニングがかわいすぎてキュン死
公開日の今日、オープニングがユーチューブで公開されました。今回のオープニングはいい意味でコナンらしくないというか、デザインもアニメーションもめっちゃ凝ってます。ハロウィンの花嫁なので、メインデザインはハロウィンカラーではありますが、みせかたが面白いです。オープニングだけでもワクワクすること間違いなしですよ!
佐藤刑事と高木刑事の恋の行方は
予告編では佐藤刑事と高木刑事の結婚シーンが出てきます。映画でももちろんこのシーンはあります。とっても美しいシーンなので、佐藤刑事ファンは見とれてしまいますよ~♪今回は松田陣平のことで佐藤刑事が感情的になってしまい、けっこう暴走気味になるんですが、高木刑事がいい意味で諭したりフォローしたりと、すごく理想な男性タイプになっています。コナンに出てくる男性ってみんな仕事一筋で人間離れしたスキルを持ってる人が多い異次元な感じですけど、高木刑事は現実にもいそうな人間らしさが安心感があっていいですよね。ラストの方ではとっても素敵なシーンがあって、その時の少年探偵団の顔がめっちゃ可愛いので、そこもお見逃しなくです!
コナンと蘭の行方は?
今回は佐藤刑事と高木刑事メインですが、それでも、いつも以上にコナンと蘭の絡みは少なかったように思うので、そこはあまり期待しないほうがいいかもしれません。劇場版ではめずらしく、蘭そのものがピンチになることがなかったので格闘シーンも出てきませんでした。毛利小五郎も諸事情でかなりシーン少なめですね。阿笠博士より少なかったかもしれません。鈴木財閥の園子や平次と和葉、怪盗キッドも全く出てきてないと思います(もしかしたら見逃してるかもですが、、、)赤井さんも出てこなかったです。今回はやはり、警察学校メンバーが主役級にいいシーンが多くて、事件の要になってたりもするので、そこをめいっぱい楽しみにしてください。
「ハロウィンの花嫁」興行収入は?
私のイチオシ「ゼロの執行人」はたくさんの「安室の女」が1人で何回も何回も映画を観に行ったこともあって、興行収入を爆上げしてくれ、結果的には91.8億円まで伸びました。「安室」の印鑑もバカ売れしてましたからね。それでは「ハロウィンの花嫁」はどうでしょうか?勝手な個人予測ですが、「安室の女」に加えて「松田陣平の女」も増えそうです。4月15日金曜ロードショーで放送される「本庁の刑事恋物語」を観て、警察学校のことを学び直してもう一度みると、これこそがコナンの醍醐味ってわかるので、そういう人たちは2回3回と劇場に足を運ぶのではないでしょうか。
勝手に大胆予測!
ハロウィンの花嫁 興行収入100億円突破!!
してほしいなって思います!
※この記事内の画像は劇場版名探偵コナン「ハロウィンの花嫁」公式予告編の動画よりスクショしたものとなっております