これは実際にあったとある日本人女性の生々しい体験談である
霊感女子、アメリカ留学で奇怪な体験
2022年現在40代後半の中年女性のM子が、18歳から21歳の頃にアメリカに留学した時の怪奇現象体験を紹介しよう。M子はごく平凡な女性で、霊感が強いことは見た目ではわからない。M子は留学時代にアメリカで様々な幽霊を目撃している。自殺した人や誘拐されて殺された人など、幽霊の話を聞くことができるのが彼女の霊感である。ある占い師は、彼女が霊聴を聞くことを理解したこともあるほどM子の霊感は強い力を放っているのかも知れない。M子の健康に問題がない時でも、アメリカやイギリスに住む友人が大怪我をすると、その痛みをかんじることもあるのだ。人の痛みを思い知らされることはつらい経験である。これはM子の奇怪な体験談である。
人々を吸い込む殺人絵画
M子は1990年代の学生時代にアメリカのカリフォルニア州でオカルトの仕事をした。その仕事内容は、人々が消える大きな部屋があり行方不明に立った人がその部屋からどこに移動してしまったかを調べる事であった。その大きな部屋には、とても強大な蒸気機関車と中世時代を生きる人々が描かれていた。白黒の絵画なので、その巨大さに驚く人々がたくさんいた。M子のイメージに近い図が下記の絵だ。※画像はピンタレスト山下幾久子さんのものを引用
M子は大きな広い部屋を歩き回り、大きな絵画の真ん中あたりから絵を眺めつづけた。そうすると、絵の中の蒸気機関車が汽笛を鳴らしながら動き出したことに気が付いたのだ。
人が絵に取り込まれしまう
誰も信じないだろう。大きな絵画の蒸気機関車や描かれた人々が動画のように動くことはあり得ないのだから、不思議である。結局M子はその大きな絵に入りこんでしまった。絵の中も白黒の世界で普通の街中の光景のように感じる。でも、絵の中から抜け出すには絵の中での誘いを断りある人物から抜け出す方法を教えてもらう必要があった。M子が絵の中で体験したことは、現在は覚えていない。絵の蒸気機関車が動いて絵に吸い込まれたことを説明しても信じられない事である。
行方不明者が突如あらわれる
それでも行方不明になった人々の数人は、M子が絵画から抜け出したと同時に放り出されていたのも事実である。行方不明者たちは、広い現実の部屋で死体となって転がっていたのだ。その死体の状態から、今まで絵の中に吸い込まれていたと立証できたのである。本当に真実なのか、理解しがたい事だった。動く絵を見た人はM子以外にも数人存在したが真実味がなかったかもしれない。
それから10年後ぐらいに、アメリカの経験豊かな霊能力者の老婆が最後の仕事をするために大きな部屋の巨大な蒸気機関車の絵画を調べた。結果は、その巨大な絵画はとても不吉なもので悪霊が住み着いている。死体がたくさんその絵画から飛び出したことは真実で多くの人々をその絵画が殺したはずである。その絵画には希望も夢もない、あるのは残酷な怨念だけである。その大きな蒸気機関車の絵画をいつ誰が描いたのかわからない。人の怨念や恨みが生み出した絵画かもしれないと老婆も考えたのである。M子は間違った捜査をしていなかったかも知れないが、その大きな絵が悪霊を生み出した絵画として燃やされ消し去られるまで時間がかかり過ぎていたのである。多くの死体が広い部屋の大きな絵画から飛び出していた事実を証明することもできない。それでも、有力な霊能力者が見ても強い悪霊を感じ取るほど奇妙で不気味な絵画だったことは間違いないのである。
オカルト的な絵画の恐怖
強大な大きな絵画の蒸気機関車が動くなんて、全くばかばかしい想像だと思われるだろう。しかし、その絵画だけが大きな壁に飾られている広い部屋に、死後数年も過ぎている死体がたくさん突然現れたら恐ろしいと感じるはずだ。M子はアメリカで霊感がある人物として捜査の依頼を受けていたが今はそのころの記憶は薄れている。行方不明者が巨大な大きな絵画に引きずり込まれて死体になったという話は、奇怪過ぎている。M子は死ぬと自分は消滅して思いも何も残らないと信じている。しかし、オカルトの仕事をしてからやはり人には思いや恨み寂しさなどという感情があり、死後もこの世を迷い歩く事はあり得る話だと考えるようになったのだ。人間以外の人類も存在するだろう。幽霊や人間と似た人類が、人を襲う事もあるかも知れないとM子は考えるようになったのである。