うちのこどもが4歳のときに、カサカサの乾燥肌から、
アトピーへと悪化しました。
特に膝から下と、背中、腕の関節部分が悪化し、
皮膚科に通ってステロイド治療をすることに。
ただ、ステロイドを塗った直後は治るものの、
塗るのをやめた途端にまた悪化。
どんどんステロイドの強度が強くなっていき、
副作用があることも知っていたので不安になりました。
その後、いろいろな情報を探しましたが、
日本のアトピー治療はまだまだ発展途上にあると感じます。
ドイツでは、アトピーは治る病気として捉えられており、
アトピーの小児を高山地域の合宿所で生活させ、
精神的にも体力的にも強くすると自然に治っていくのだとか。
また、チベットの民族にはアトピーが一人もいないそうで、
お風呂に月に1度くらいしか入る習慣がないことも影響しているそうです。
というのも、皮膚には皮膚を保護するバリア機能がたくさんあるのに、
毎日お風呂に入ってボディソープを付けるだけで
そのバリア機能がどんどん低下し、アトピーが一向に治らないこともあるそうです。
そして、我が子も1年以上のステロイド治療を辞めることを決意。
徐々に保湿剤の量も減らして、
お風呂もやめました。
ただ、男の子で汗はかくので、濡れタオルで優しくふいてあげてはいたんです。
2ヶ月くらいは、相変わらず夜も寝ながらかきむしり、
保育園でも遊びに集中することなくかきつづけていました。
そして、急激に悪化したかのように、
これまでで最も見た目がひどい状態になったのですが、
それでも、ステロイドはぬらずに放置。
すると、1週間くらいたってから、
みるみるとかさぶたがとれて新しい皮膚が再生してきたのです。
保育園の先生も症状をつぶさに見てきただけにかなりびっくりしていました。
それから2ヶ月ほどたちますが、
アトピーになってはいません。
近所の名医と呼ばれる皮膚科では、
「この子は重度だから一生治らない」とまで言われていましたが、
結局は薬をやめたことが、うちのこどもには1番の特効薬だったみたいですね。
身体が持っている自然治癒力、
これは、お医者さんが思っている以上に、
すごい力を秘めているのかもしれないと、子どもを見て痛感しました。