不登校はやっぱり大変
不登校の認知度はかなり上がってきたと思いますが、
20万人ぐらいの地方都市だとやっぱり不登校はいまだに「特別」なことです。
この記事では、息子が不登校になった時の、学校の対応、フリースクールについて、
親ができる教育についてなど、実体験をもとにお伝えしていきます。
不登校&登校、フリースクールのごちゃまぜ小学校生活
不登校の過ごし方って、子どもや学校、地域によって様々だと思いますが、
うちの子は、完全に不登校ではありませんでした。経緯をざっくり説明すると
小学5年生の2学期
・クラスの男子1人に陰湿な嫌がらせをされる
教室内で足掛けされて転倒させられたり、すれ違いざまに悪口を言われれたり。
→担任の見てないところでやられるので、担任に言っても信じてもらえず
・下駄箱に、罵詈雑言オンパレードの手紙を入れられる
→調査の結果、クラスの女子数名の犯行とわかる。
・教室に行けなくなり2週間欠席。その間に担任と校長先生と相談。
校長先生がとてもめんどう見のいい人だったので、当時荒れていたもう1人の5年生男子と
次男と2人は、日中を校長室で過ごす。
校長先生の空いている時間に、校長室で勉強。3学期までこのスタイルで落ち着く
小学6年生1学期
6年生になって担任が変わりました。5月後半ぐらいからコロナで分散登校、
いじめてくる特定の男子と登校時間をずらしてもらえたので、分散登校時のみ
教室でのふつう登校ができました。
小学6年生7月にフリースクールへ
7月からは通常登校となったので教室登校はストップ。
5年生の時にお世話になった校長先生が転勤となり、新しくきた校長先生は
一切ノータッチ。校長先生次第で、こんなに対応が変わることにビックリ&ガッカリしました。
荒れていた子どもも教室に戻ったため、そのクラスは教室崩壊が加速・・・(苦笑)
新しい校長先生は、公務員にありがちな「我関せず、問題なく定年退職できればOK」を
地で行くような感じだったので、期待値ゼロでしたね。同じお給料もらっててこれかよ、と。
この時の6年生は、通常なら2クラスなのですが、隣のクラスに問題児3人がいて
大荒れのクラスだっため、異例のことですが、2クラスのうちの1クラスをさらに半分にし
3クラス編成になったのです。授業中に教育委員会から助っ人がくることもしばしば。
そんな状態だったので、新しくきた担任の先生は40代半ばのベテランとはいえ、
荒れた学年の対応にテンテコマイ!!
校長にも頼れず、担任にも頼れなかったので、やむなく市内のフリースクールを探すことに。
「子どもの居場所」の実態は、ありえない放置主義
私の住む市は、民間のフリースクールがなんと1つだけ。
あとは市で運営している適応指導教室もありましたが、
利用者が4名以下で在籍はしているがほぼ来ておらず先生も常駐していない、とのこと。
6年生という多感な時期なので、同年代の子たちと交流させた方がいい
と思っていたので、民間のフリースクール一択となりました。
民間だけに、もちろん費用がかかります。
入会費1万円に月々の月謝が8000円。決して安くはありません。
ところが、このフリースクールの理念は「心に傷を負った子の居場所」的なことを
コンセプトに掲げてるだけあってか、まさかの勉強的なものは一切なし。
午前10時頃にメンバーが集まり、15時までフリースタイルで過ごすんです。
小学生は5人、中学生4人、高校生3人、スタッフ1人常駐、
運営責任者はいるのかいないのかわからない状況、という状態でした。
「ゲームし放題」は教育と言えるのか?
ゲームといっても、将棋やオセロ、ボードゲームなら文句はありません。
頭も使うし、コミュニケーションにもなるし、仲も良くなるし。学びもあるでしょう。
でも、ここのフリースクールのゲームは、Switch、プレステ、Wiiなど、
まさに小学生男子なら、親に隠れてでもやりたい、
テレビゲーム、オンラインゲームをやりたい放題なのです。ありえないですよね。
うちはプレステだけなのですが、フリースクールに来てるほとんどの子は
Switchを持っていたので、いつもみんなはマイSwitchを持参。
次男はフリースクールにおいてある、Wiiやプレステをやっていたそうです。
他に小学生は3年生男子が2人がいて、
次男と3人でマインクラフトなどのゲームをやっていたそうですが、
発達障害がある子なので、ちょっとしたことですぐキレる。
次男もゲームが好きなのでどうしても感情的になってしまう。
でも、揉めると年上で6年生の次男だけがスタッフから叱責を受ける、
ことが日常茶飯事だったそうです。
そして、スタッフと親との面談の時に「ゲームをしてる抑制がきかない
6年生だから自制心を持ってほしい」などと言われましたが、、、
私の本音としては、「そもそもゲーム自由にやらせてる時点で何いってんの?」です。
フリースクールの闇。運営者が好き放題できる
ちなみにフリースクールにゲーム機器がたくさんあるのは運営者の趣味。
運営者自身がゲームが好きで、たまに顔だしては子どもとゲームしているそうです。
フリースクールが終わって帰宅しても、息子はオンラインで運営者とゲームしてました。
運営者、仕事してないな・・・と。
そして常駐のスタッフ(20代の教員免許もないお姉さん)は、
子どもたちがゲームしてる間、スマホをいじってることもあると。
もう、なんじゃそりゃ???じゃないですか?
これはもう教育機関ではないよね、と思うのは私だけでしょうか。
心に傷を負った子の居場所だから、ゲームし放題でいい?
毎月安くはないお金を払ってるのに、これはないよねと思い
面談の時にお姉さんスタッフに質問したこともあります。
(運営責任者と1対1で話したことは結局1度もありませんでした。やる気がないのでしょう。)
そもそもゲーム時間は制限すべきで、やらない日を作るとかないのか?と聞いても
「心に傷を負った子の居場所なので、ゲームをやめることは考えてない」と
フリースクールあるあるなのかよくわかりませんが、、、
教育者とか支援者的な人たちって歯の浮くような「きれいごと」が好きですよね。
どの口がいうよ・・・とツッコミたくなります。
フリースクールのスタッフが楽をしたいだけ
結局はスタッフたちが楽をしたいためにゲームし放題にしてるだけであって
「子どものため」はあくまでも建前。本当に「子どものため」を思うなら、
ゲームなしにしてスタッフが積極的に関わる体制だってあるでしょうに。
現に適応指導教室ではオンラインゲーム、テレビゲームは一切禁止です。
となりの市(10万人規模)のフリースクールももちろん禁止です。
ゲームありにしても、1時間だけなどの制限つけるのが教育者としてはあるべき姿かと。
市で唯一のフリースクールがこれでは、、、地方だけにまだまだ不登校対策は
遅れをとりまくっていますね。
もちろんその後、そのフリースクールはやめました。
私も大人ですから、本当の理由はもちろん言いません。
「うちの息子がゲームに熱中して、フリースクールのみなさんに迷惑かけてばかりなので、
心苦しいのでやめます。勉強もさせたいし」と言って、いきなり「退会」ではなく
「おやすみ」という形で、フリースクール生活を終えました。
その後、また小学校に戻るのですが、長くなるので次の記事にいきます