地震・予知

地震雲から地震を予測できるのか

昔の人は地震の予兆として地震雲や彩雲などをあげていたという。あとは虫や動物の異常行動もそれにあたる。特に象は足の裏がかなり繊細なので地下の異変を前もって察知し地震を予知して回避行動をとるということでも有名だ。しかし地震解析がすすむにつれて、地震測定器の方に信憑性が集まるようになり、今では地震雲はすっかり鳴りを潜めているのである。3月16日の地震においても、専門家からはあっさり「地震雲なんかないよ」と否定されているのである。

まあ、さすがにケムトレイルは人工雲なので、ここでいうところの地震雲とはちょっと違う。いろいろ探してみると、地震当日の午後に「天然の地震雲」を撮影している動画がアップされていました。動画なので加工とかも難しいだろうし、なにしろ地震雲の解説がなければ「ああ、こういう雲もあるよね」で見過ごしてしまいそうな雲であるからこそ、要注意のようだ。

圧巻なのはこちらの地震雲。東日本大震災の時に発見された雲だそうだ。もはや天空の城ラピュタの世界だが、これは天然だとしても「なにか起きそう」な予感がしてしまうほど、息を呑む雲である。こういうのを見せられると、専門家がいくら「地震雲なんてないですよ」と言ったところで「本当はあるかもしれないじゃん」と天の邪鬼な筆者は思ってしまうのである。だって、未知の雲だってあるかもしれないし。

こちらは2015年撮影のもの。放射状の不自然なかたちの雲が伸びている。この雲をみたあとに震度3の地震が起きているとのこと。

そして次はいかにもな地震雲である。筆者も地震雲といえば、こういったうろこ雲的で動きがないというか、空にとどまるタイプをイメージしていたので、イメージ通りの地震雲といえる。下記動画は2017年に撮影されたものである。

こちらは北海道地震のとき、ユニバで撮影された地震雲だ。

やはり、このように各地で地震とリンクした地震雲が撮影されているのを見てしまうと、地震雲がないと言われてもなあ。という気持ちになるものである。ないと言われたら意識もしないが、あるかもしれないと思って雲を注意深く眺めることで、地震予知ができれば救える命が増えるかもしれないではないか。「ない」を証明することなんてそもそもが無理なのだから、それを「ない」と言い切ることについても疑い、あるということについても「本当かな?」という気持ちはいつも忘れず、自分の頭で考えて判断していくことだ大事なのは言うまでもない。

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